歴史と伝統のあるイギリス。その首都『ロンドン』。これからロンドン旅行へ行こうと計画している人へ知っておいて欲しい予備知識を簡単にご紹介したいと思います。
イギリスってどんなところ?

イギリスの面積

イギリスの正式名称は、『グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合国』といいます。イギリスは4つの国の連合国で、ロンドンがあるイングランドをはじめとする、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国から構成されています。
イギリスの人口は6203万人で面積は24万4820k㎡です。
日本の人口は1億273万人で面積は37万7900k㎡です。
上記からもイギリスは非常に余裕のある人口密度の国であるということがわかります。イギリスが日本と同じ面積なら、日本の半分程度の人口しかいないことになります。
イギリスの公用語と時間
公用語は英語で、時差は日本の-9時間(3月~10月までのサマータイム時間は-8時間)です。日本がお昼の12時の時、イギリスは朝の3時になります。
イギリスの人種

イギリスは世界からの移民が暮らす多民族国家です。イングランドを中心に暮らすアングロ・サクソン人、スコットランド人、アイルランド人、ウェールズ人。旧植民地のインドをはじめ、アフリカ、中国からの移民も多いです。
イギリスの気温

緯度は北海道より北に位置しますが、暖流の影響により気候は穏やかです。四季はありますが、日本ほど温度差がなく、1年を通して雨が多いのが特徴です。
冬は日本と同じくらい寒いですが、夏は日本ほど温度は上がらず、最高でも25℃は超えません。
また、1日の天気差が激しく、朝晴れていても夜に大雨ということもあり、折りたたみ傘は持参しておいたほうが良いです。
イギリスの物価

ロンドンの物価は世界一高いともいわれ、宿泊費や、外食費なども高く、地下鉄の初乗り運賃は世界一高いです。
イギリスの食べ物

イギリスでは穀物を主食とせず、ジャガイモやポテトを主食に添えます。フィッシュ&チップス(タラなどの白身魚を揚げたものと、ポテト)や、ローストビーフなどのシンプルな調理法で作られる料理が大半ですが、インド料理もかなり美味しいです。
イギリスの治安

治安は良いとされていますが、旅行者は要注意です。人が集まる場所でスリや置き引きが非常に多発します。いろんな人が集まる国であるので、日本と同じ感覚でいると危険です。
「THE 観光客」は格好の餌食になります。私もスリに合いそうになりました。私の場合は女性2人組に狙われました。あと数十秒気付くのに遅れていたら危なかったです。悪気もなく堂々と平然とやってきます。
注意する場所は、美術館内、大広場などの人が密集する場所、夜は人気のない場所は危険です。
マナー
日本との違いはチップが必要なところ。タクシーや、ホテル、飲食店などお金が必要なサービスには全てチップが必要です。
また、公共の場でドアを開けた時に、後から来る人がいれば、そのまま開けて待つのが一般的なマナーです。自分が待ってもらった場合は”Thank you”のひと言が大切です。
ロンドンへ行くなら

ベストシーズンは気候がよい5月~9月です。夏の日照時間は長く、夜の21時まで明るいです。冬は逆に16時には暗くなります。
直行便のフライト時間は12~13時間かかるので、最低でも3日以上は滞在したいところです。
予算は季節や滞在時間でも変わってきますが、平均して30万円以上~40万円は必要になります。
飛行機はイギリス最大の空港ヒースロー空港を利用することになります。
空港からロンドン市街へ

空港からロンドン市街まで最も安く行く方法は、地下鉄の「ピカデリー腺」キングス・クロス駅行へ乗車します。だいたい1時間くらいかかります。料金は£5.3です。
最も早く行く方法は、「ヒースーロー・エクスプレス」のパディントン駅行へ乗車します。所要時間はわずか17分前後で、料金は1等が26£、2等が£18です。
荷物が多い場合は、タクシーで向かうという手段もあります。£50~80で3人乗れば、ヒースーロー・エクスプレスと同じくらいに。
ただし、時間は1時間弱ほどかかります。料金の10%分のチップも忘れずにしましょう。
必ず必要なオイスターカード

地下鉄の料金は切符で買うと高いので、地下鉄やバスなどで利用できるオイスターカード(プリペイドカード)を購入しましょう。
現金で支払うよりもかなり割安になります。デポジットが£3ほどかかりますが、割引率と利便性を考えると必ず使いたいカードです。
オイスターカードは駅の窓口や売店で購入可能です。デポジットの払い戻しは可能ですが、手続きに時間がかかる場合があるので注意してください。
ロンドンのエスカレーターは速い

日本と比べるとロンドンのエスカレーターの速度にビックリします。確実に老人に優しくないスピードです。多分、日本のエスカレーターの3倍以上の速度は出ているかと…
スピードが速いので、日本と同じようにエスカレーター上でも急ぐ必要はありません。逆にスピートが速いので危険です。
ロンドンでは東京とは逆で右側に立ちます。左側が急ぐ人の通り道になっています。
ダブルデッカーの移動がおすすめ

時間に余裕があるなら、ロンドン名物の『ダブルデッカー(2階建てバス)』へ乗って目的地へ行くのもおすすめです。このバスは市内中を網羅しており、料金も地下鉄より安いです。オイスターカードでさらに割引になります。
2階からの眺めは圧巻で、美しいロンドン市街を移動しながら眺められ、ロンドン旅行の良い思い出になりますよ。
ただ、社内のアナウンスが無い路線も多くあり、今どこを走っているのか自分で確認する必要があります。
格安で長距離移動はコーチがおすすめ
イギリスの長距離バス『コーチ(Coach)』は現地の人も利用する格安の長距離バスです。移動時間はかかりますが、鉄道よりも半額以下で全席指定です。
『ヴィクトリア駅』の裏手にあるバスターミナルが拠点となっており、そこから各都市へバスが発着します。
ロンドンはマップ必須

ロンドンは地下鉄、路線バスと交通網が張り巡らされているので、必ずそれらの路線が掲載されているマップを出発前までに日本で手に入れておきましょう。
マップなどはガイドBOOKに付録していることが多いので、お気に入りのガイドBOOKを見つけましょう。
まとめ
ロンドンは、ただのアパートでも美しい外観の1つとなっていて、歴史ある町並みとトレンドが融合した風情のある大変美しい街です。
そして、圧巻するほど荘厳な教会の美しさに目が奪われます。歴史的に価値のある建築物、美術品、近代アートが素晴らしいです。
イギリスは音楽の聖地でもあり、ビートルズやクイーンを含め、昔も今も世界的に活躍しているバンドを数多く輩出している国です。
また、シャーロック・ホームズやハリー・ポッターの舞台としても有名な場所です。
ファッション、芸術、音楽、歴史が好きな人は一度は訪れたい国であることは間違いありませんね。