人間は犬を狩猟の助けとして飼い始め、そして人間が牧畜をし始めてからは、その家畜が逃げないように管理したり、外敵から守ったりする役目として一緒に生活してきました。
現在、犬にも色々な種類がありますが、それがどのような役割を果たしているのかみていきましょう。
背が高い犬

アフガンハウンド、ボルゾイなどの視覚ハウンドが代表的です。これは遠くの獲物をするどい視覚で、いち早く見つけ素早く捕まえる為に足が長く背の高い犬が誕生したと言われています。
背が低い犬

これは小動物アナグマなどの獲物を追いかけ、土を掘って捕まえ安いように、背の低い犬に改良されました。
ダックスフンドなどが有名です。
耳の長い犬

狩りをする上で、地面に残った獲物のニオイを長い耳でかき集める為と、余計な音が聞こえないようにして狩りに集中出来るように、音を遮断する役目もあると言われています。
ビーグルやバセットハウンドがこの種類です。
耳が短い犬

チワワやポメラニアンなど耳が短くピンとたった犬は、遠くの敵の存在を耳でいち早く聞き取れるようにし、自分の身を守れるようにするため改良されました。
耳が色々な角度に動くのも同じ理由とされています。
鼻が長い犬(長頭種)

グレートデンやグレイハウンドなどの長い鼻を持った犬の嗅覚は、人間の嗅覚の約100倍とも言われ、ニオイを嗅ぎ分ける能力もあると言われています。
シェパードやピンシャーなどもこの種類で、鼻が長くとがっているので、風の抵抗を受けにくく、走るのが速いのが特徴です。
鼻ぺちゃさん(短頭種)

ボクサーやパグ、ブルドッグなどがこの種類で、最初に「闘犬」として改良されたため、牛に噛みついたままでも楽に呼吸が出来るようになっています。
その他シーズーやペキニーズなどは、目がクリクリして、いつまでも愛玩犬として愛らしくいられるように改良され、鼻が上を向いているのです。
まとめ

犬は元々オオカミだったのですから、人間が一緒に生活していく上で仕事の役割にあったように、改良を重ねていったのがよくわかります。
そしてその後ペットとして飼われるようになってからも、違う理由で改良されていったのです。
どうしてうちのワンちゃんは耳が長いの?とか、どうして鼻がつぶれてるの?という疑問を調べてみると、とても興味深いものがあります。
いくらこちらが呼んでも知らん顔しているのに、飼い主が冷蔵庫を開けたり、食べ物の袋を開けたりする音はいつどこにいても、聞こえてる経験ありませんか?
どのような体型をしていても、ワンちゃんはみんな頭が良いいと立証されているようです。