年と共にほとんどの人が、何らかの視力の衰えを感じます。とくに「老眼」は生活に支障をきたします。
できれば誰もがなりたくありません。「近眼の人は老眼にならない」という情報を聞いたことがあるかもしれませんが、近眼の人は遠くよりも近くが見えやすいため気づくのが遅いだけで、同じように老眼が進行します。
とはいっても老眼の症状が現れ始める年齢は人それぞれ。ということは少しでも遅く始まって欲しい!
そこで今回は、今からできる予防法についてまとめてみました。
まず、老眼の状態とは手元から30㎝くらいの場所で本なり新聞なりを読んでいたのが、この距離ではピントを合わすことが出来ず、だんだん離していかなくてはならなくなります。
そして一般的には40代~70代にかけて進行すると言われています。そしてスマートフォンやパソコンの普及により、更に若い年齢で進んでしまう人も増えています!
1.目の負担を減らす

「眼精疲労」は目の疲れを蓄積し、老眼を早めてしまいます。
パソコンやスマホが普及している昨今、とくに小さい画面を長時間見続けていると気づかないうちに疲労が溜まり、目のピントを合わす筋肉が硬直していってしまうのです。
かといって使用をやめるなんてことは不可能ですよね。そのため、長時間使用する場合に気を付けて欲しいのは、途中で目を休めること。
少し目を閉じてみたり、遠くの景色を眺めてみたり、というのを「30分に1度」くらい挟んでみましょう。
余裕があればストレッチやトイレに立ったり、身体をほぐして血行をよくしてあげることも大切です。
2.目の筋肉を鍛える

腕や足の筋肉と同じように、目を動かす筋肉も鍛えてあげるとパフォーマンス力が上がります。
一般的な筋トレとは違い、少し遠くまで見渡せる場所さえあれば、他に必要なものは何もありません。
- 1.少し遠くの目標物を決め、親指をたてた握りこぶしを作ります。
- 2.目から30㎝程度離してその握りこぶしを自分と遠くの目標物の間に来るように腕をあげます。
- 3.できる限り顔や身体を動かさずに目の力だけで親指、遠くの目標物、と交互にピントを合わせます。
これを20回ほどで1セット。理想は4セットを一日でこなすと良いですが、無理してこなすのではなく、続けられるセット数を決め維持していきましょう。
トレーニングというと身体を酷使するイメージがありますが、このトレーニングは疲れ目解消にも効果があるので、余裕があればぜひ仕事の合間等に取り入れて欲しいです。
3.身体の老化を食い止める?!

目にとって悪いのは目を酷使させることだけではありません。身体の疲労、栄養状態も大切です。目の筋肉も身体の筋肉と同じように衰えていくことが老眼の原因なので、この筋肉を若く保つことが大切です。
老化を促進させてしまう食べ物として有名なのが、『AGE』を多く含む食べ物です。
AGEとは「Advanced Glycation Endproducts」(終末糖化産物)と呼ばれる強い毒性を持つ悪玉物質です。
AGEを多く含む食品の摂取を続けると、身体の老化が進んでしまいます。
AGEが多い食べ物としては、ステーキ、ワッフル、パンケーキ、唐揚げなど、必ず熱を加え焦がされた状態で食べるものです。
キツネ色になっている部分は物質が糖化され、AGEを多く含んでしまうのです。
他にもジュースやお菓子に含まれる人工甘味料はブドウ糖の10倍の早さでAGEを作るので危険な食べ物です。
しかしこれらを一切食べるな、というのも無理ですよね。そういった方へおすすめなのが、アーモンドです。
なんと体内に溜まっているAGEを減らす働きをしてくれるのです。AGEを多く含むものを食べないのも大切ですが、こういったAGEを減らす食べものの摂取や、身体を衰えないよう適度な運動を続けることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?目の老化は誰にでも訪れますが、抑制し症状を遅らせることはできるのです。
身体の健康寿命、目の健康寿命を延ばし、裸眼で趣味や外出を楽しめるといいですね。
ただ、老眼が進行しているのに無理して眼鏡などの対策を怠るのも目に良くないので、トレーニングや食べ物に気を使うだけでなく、気になったら眼鏡屋さんやお医者さんに相談することが必要です。