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2016/12/14

スマホ老眼から目を守る

⇒スマホの基礎知識から引き続き、その対策と心得をご紹介していきますが、まずは「スマホ老眼」をご存じでない方にさらっとお伝えします。

スマホ老眼とは、スマホを長時間にわたって見続けることで、眼のピント調節機能が衰え、老眼のような症状を引き起こしてしまうことです。スマホゲームやネットサーフィンが好きな方は、特に注意が必要なので、対策をする必要があります。

スマホを40cm以上離しましょう!

老眼を防ぐにはスマホを目から離す

あなたはスマホを見るとき、顔からどれくらいの距離で操作しますか?

スマホ老眼は、スマホを「近くで長時間見続ける」ことにより引き起こされます。私たちは物を見るとき、目の中でレンズの役割をしている水晶体という部分の厚さを変え、ピントを合わせています。

水晶体には毛様体筋という筋肉がつながっていて、この毛様体筋が収縮したり弛緩することで、水晶体を引っ張ったり戻したりして厚さを調節しています。

スマホを見るときのように近くの物を長時間見続けていると、毛様体筋に負担がかかり、ピントを合わせる能力が低下してしまいます。

その結果、近くが見えにくくなってしまうのです。老眼では、物を注視したときに焦点が合う距離が30cm以上であると言われています。そのためスマホを40cm以上離して使用することが良いとされています。

たまに休憩してみましょう

スマホの疲れ目に休憩を
 
スマホでゲームをしたりWebページを閲覧したりしていると、いつの間にか時間が経っていますよね。気づいたときに休憩して、目を休めるようにしましょう。

1時間の使用に対して10分は休憩しましょう。近くの物にピントを合わせ続けることは、毛様体筋に大変な負荷をかけています。

目を休める方法として、アメリカのテキサス大学の医師が提案した眼精疲労回復エクササイズがあります。

『20-20-20』というエクササイズです。

やり方は簡単!20分起きに20フィート(6m)先を20秒間見つめながら、20回まばたきをしてみましょう。驚くほど目の疲れが軽減されます。

毛様体筋のトレーニングしましょう

毛様体筋を鍛える

毛様体筋をトレーニングすることもスマホ老眼を改善・予防するために大切なことです。毛様体筋は、私たちが何かを見るときに必ず使用する筋肉です。

加齢に伴う老眼とスマホ老眼では、毛様体筋の働きが低下したり、水晶体の弾力が失われることで、水晶体の厚さを調節できなくなるために、ピントが合わせられなくなります。

トレーニングの方法を紹介します。まず近くの物を見てピントを合わせます。見る物は何でも良いのですが、自分がピントをはっきりと合わせることができる距離でピントを合わせましょう。

そしてピントが合った状態を3~5秒間保ちます。次に2~3m先の物にピントを合わせます。視線を移す時間は1秒程度にしましょう。

同じく3~5秒間、この状態を保ちます。この一連のトレーニングを一日に10回繰り返します。このトレーニングは、スマホ老眼だけでなく、加齢に伴う老眼の予防にもつながるようです。

スマホの画面を少し暗めにしましょう

スマホの画面を少し暗めにする

明かりのついていない暗い部屋で、スマホを壁の方に向けてみてください。壁が明るく照らされると思います。スマホの画面は強烈な光を放っています。

私たちはこの光を目に受けています。また、スマホの画面から発せられる光には、ブルーライトが含まれています。ブルーライトは380~500nmの可視光で、水晶体や角膜で吸収しきれず網膜に到達する光の中で紫外線に近く強いエネルギーを持っています。

長時間にわたってブルーライトを目で受け続けることは、網膜の黄斑という部位にダメージを与え続けることになり、加齢黄斑変性の原因となります。

スマホ老眼とは異なりますが、高齢者の失明の原因として挙げられる病変ですので、注意しましょう。

スマホの画面を暗くすると、ブルーライトの量を抑えられるほか「夕方老眼」を防ぐことにもつながります。

夕方老眼とは、強い光を見続けることで、目に入る光の量を調節している虹彩が疲労してしまうことです。

その結果、薄暗い環境でも十分な光を取り入れることができず、物が見えにくくなってしまいます。なるべく目に負担をかけないような設定を心掛けましょう。

目に良いものを食べましょう

目に良い物を食べる

目に良い食べ物を摂取することで、スマホ老眼も予防が可能です。ブルーベリーが目に良いのはみなさんご存知だと思います。

ブルーベリーにはアントシアニンが含まれています。アントシアニンは網膜の細胞に存在するロドプシンの再合成を助ける働きがあると言われています。ロドプシンは光を受け取って脳に信号を伝達するタンパク質です。

ビタミンBも目に良いといわれています。ビタミンBにはいくつかの種類がありますが、目に良いといわれているのはビタミンB1、2、6、12です。

ビタミンB1は目の周囲の筋肉の疲労を改善します。ビタミンB2は粘膜を正常に保つために役立ちます。ビタミンB6は水晶体の回復力を高める働きがあります。

スマホ老眼は近くにピントを合わせ続けて、起きるため水晶体もダメージを受けています。ビタミンB12には視神経の働きを正常する効果が期待できるようです。

ビタミンEはうなぎやイカ、エビ、カボチャ、ホウレンソウなどに含まれます。血行促進の効果も期待できます。

近くにいピントを合わせるときには毛様体筋を収縮させており、スマホ画面を長時間見ていると、毛様体筋が凝り固まってしまいます。血行を促進して毛様体筋の回復を助けてあげましょう。
 

まとめ

長時間のスマホ使用はスマホ老眼を招きます。老眼とは言いますが、若い人にも急増しています。

ですが、スマホを目から離す、休憩する、毛様体筋を鍛えるなど簡単なことで予防できます。スマホの画面を暗めに調節することも目を守るためには有効ですよ!工夫してスマホを使用し、スマホ老眼を未然に防いでいきましょう!

⇒スマホ老眼基礎編

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