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2016/12/12

若者のスマホ老眼に要注意

スマートフォンは瞬く間に普及し、社会や私たち個人の生活に大きな変化を与えました。

コミュニケーションやインターネット、本格的なゲームが手軽になり、これらに由来する社会問題も山積みです。

一方でとてもべ便利で片時も手放せないスマホですが、みなさんは「スマホ老眼」という言葉をご存じでしょうか?

老眼??「若いから大丈夫!」なんて思っていませんか?

そもそも人はどうして老眼になるのか?

人はなぜ老眼になるのか

はじめに、目のピント調節の仕組みやどうして老眼になってしまうのかを知っておきましょう。私たちの目は、カメラのようにいくつかパーツから成り立っています。

レンズの役割をする部分、光の量を調節する部分、光を屈折させる部分、光を感じる部分などが目を形作っています。

その中で水晶体は、弾力のあるレンズのような働きをしています。カメラのレンズは、近くを撮影する時と遠くを撮影する時ではレンズを交換しますが、人間は気軽に水晶体を交換することはできません。

私たちは物を見るとき、水晶体の厚さを調節することで、ピントを調節しています。水晶体の両横には毛様体筋という小さな筋肉があります。

遠くを見るときは毛様体筋が緩むことで水晶体が薄くなり、遠くにピントが合うようになります。近くの物を見るときは毛様体筋が収縮し、水晶体が厚くなります。

老眼は加齢に伴って水晶体の弾力が失われたり、毛様体筋の働きが低下することで水晶体の厚さを調節できなくなるため、近くの物にピントが合わなくなってしまうのです。

老眼は病気ではなく老化現象です。

遠くを見るときは毛様体筋を緩めるだけでよいため、毛様体筋の力はあまり使われません。そのため、筋肉が衰えても「遠くは見える」という現象が起きます。

スマートフォンがあなたを老眼にする!?

スマホがあなたを老眼にする
 
それでは本題です。スマホと老眼の関係について説明します。スマホのように近くの物を見るときは水晶体を厚くすることでピントを合わせています。

このピントの調節では毛様体筋を収縮させています。人間の筋肉は収縮させるときに力が入っています。

そのため、毛様体筋を収縮させ続けることで負担がかかり、ピントを合わせる力が低下し、スマホの画面にピントが合ったままになってしまいます。

スマホを長時間見ていた直後に顔を上げて遠くを見ると、焦点が合わずボヤけて見えることはありませんか?

それはスマホ老眼の初期症状です。これを繰り返すことで毛様体筋が衰え、ピント調節機能が正常に働かなくなり、近くが見えにくくなります。

ピントを調節する能力は年齢とともに衰えます。20代では10cm先でピントを合わせることができますが、40代では20cm、60代では100cm先まで距離が延びていきます。

度が過ぎるスマホの使用はこの老化現象を促進させる可能性があります。

また、スマホの画面を長時間にわたって見続けることは「夕方老眼」を招くこともあります。目には外から入ってくる光の量を調節する「虹彩」という部分があります。

虹彩は伸びたり縮んだりして光の量を調節し、カメラで言うところの「しぼり」のような役割を担っています。

明るいところでは瞳孔が小さくなるのは虹彩が縮んでいるためです。スマホやパソコンの画面は非常に強い光を発しています。

この光を目に受け続けると虹彩が収縮したまま戻りにくくなり、薄暗いところでは十分な光を取り入れることができず、見えにくく感じます。

身近な敵ブルーライト!

目に悪いブルーライト

各方面で話題の「ブルーライト」はスマホやパソコンの画面から発せられています。スマホ老眼とは直接の関係はありませんが、スマホを手放せないあなたに届けたい情報です。

ブルーライトとはおよそ400~500nmの目に見える光です。380nmよりも波長が短い光は紫外線と呼ばれています。

光のエネルギーは波長に反比例することから、ブルーライトは紫外線の次にエネルギーが強く、網膜まで伝播するため、心身に様々な影響を与えると言われています。

目への影響では、強力な光に曝露され続けることで網膜の「黄斑」という部分にダメージを受けてしまうことが懸念されています。

黄斑は目に入った光が当たる部分です。カメラのフィルムに当たる役割を果たしています。黄斑の障害は視力低下の直接的な原因になります。

また、ブルーライトは高エネルギーであるため瞳孔を縮めようとして、目に関わる筋肉を酷使して目の疲れや肩・首の凝りにもつながります。

ブルーライトは睡眠にも影響を及ぼします。睡眠には「メラトニン」というホルモンが関係しています。メラトニンは朝や昼の強い光を浴びると分泌が減少し、暗くなると分泌量が増え、体温や血圧を変化させ、眠気を誘います。

ブルーライトの刺激を受けることで、脳はたとえ夜でも朝と勘違いしてしまい、メラトニンの分泌が抑制されます。その結果、体内時計が狂い、寝付けなくなってしまいます。

生活リズムの乱れは、正常な生理現象によって調節されるホルモンや血糖値の変動を狂わせるため、肥満、糖尿病、高血圧、心筋梗塞を罹患する可能性を高めることが明らかになっています。
 

まとめ

いかがでしょうか?最近ではスマホを持ってれば、だいたいのことができる世の中です。しかし、社会や個人に多くの弊害をもたらしていることはご存知の通りです。

スマホ老眼も弊害の一つです。目の疲れを感じたら無理をせず、ゲームやネットサーフィンも一時中断しましょう。

⇒スマホ老眼対策編

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