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2016/08/28

小児ぜんそくになる原因はあるのか

子供さんがいらっしゃる方は、「うちの子が小児ぜんそくになったことがある」、家族から「孫が小児ぜんそくで大変だ」 というのを聞いたことがありますか?

この小児ぜんそく、風邪だと思ったら日に日に酷くなりぜんそくだったという事もよく耳にします。

そして小児ぜんそくは最近よく耳にする言葉なので、いったいどんな症状なのか、原因はなんなのか?など詳しくご紹介します。

小児ぜんそくの症状は?

さて、まずは小児ぜんそくの症状ですが、子供が呼吸をするときにゼーゼーとかヒューヒューという音がして苦しそうな呼吸をしたり咳をしたりします。それが繰り返し起こるようです。

しかも、小児ぜんそくには発作のレベルがあるそうで、発作の強さによって以下のように重要度が別れるようです。

小発作:多少の音はするが呼吸困難はそんなに見られず、食事を普通に食べることができる。会話も普通にできて睡眠はとることができる。

中発作:呼吸時にヒューヒューゼーゼーがはっきりと聞こえる。話しかけると返事はできる。食事は少し食べられる。睡眠は時々目を覚ます。

大発作:強い呼吸困難になり全身で呼吸をする。普通の生活を送れなくなる。話しかけても返事をするのが困難。食べることができない。眠ることができない。

ここで注意が必要なのは、小発作だからといって放置は危険です。小発作でも「発作」なので注意が必要です。おかしいなと思ったら早めの処置が必要になります。

小児ぜんそくの原因は?どうしてなるの?

このように小児ぜんそくの症状が分かってきましたが、けっこう辛そうな感じですよね。特に小さい子がこのような症状になると親御さんは心配です。

ではどうして小児ぜんそくになるのか、原因を見ていきましょう。原因は大きく3つほどあるようです。

遺伝によるもの

この原因ですが、けっこう複雑なんです。まずひとつに遺伝があげられます。両親か父親または母親のどちらか、兄弟などがぜんそく持ちだと発症する確率が高くなり、両親がぜんそく持ちだとその子供がぜんそくになる確率が3倍から5倍に跳ね上がるそうです。これにはビックリですね。

喘息は遺伝で発症する

それと、アトピー性皮膚炎になっている子供もぜんそくになる確率が高いといわれています。アレルギーとも何らかの因果関係があるのかもしれません。

アレルゲンによるもの

アレルゲンとダニと喘息

さきほどちょっと触れましたが、アトピー性皮膚炎になっている子もぜんそくになりやすいといいました。それはずばりアレルギー体質の子はぜんそくにもなりやすいようです。

この「アレルゲン」というのは、アレルギーになる原因物質のことなんですね。アレルゲンは人によって違います。ふつうの人にとっては何でもないものが、反応してしまう原因になるのです。

アレルゲンには、室内のアレルゲンと室外のアレルゲンに別れます。

室内アレルゲンは ダニ・ほこり・カビ・動物(犬猫やハムスターなど)

埃などが原因のアレルゲン

室外アレルゲンは 花粉(スギ・ブタクサなど)虫

これらのものに触れることによって体が反応し、ぜんそくが起こるといわれています。例えばダニが体に入ると炎症の細胞が活発になり気管支で慢性的な炎症となって気道が過敏になります。

それが度重なると気管支での炎症が強くなってぜんそくの症状が起こるとされています。

アレルゲン以外によるもの

煙草による喘息の原因とは

また、アレルゲン以外でもさまざまな物がぜんそくの原因になるようです。それは、ウィルスに感染・大気汚染・煙草の煙・ストレス・激しい運動・気候・薬物などがあげられます。

これらとプラスアレルゲンが重なりぜんそくが起こるともいわれていて、とても複雑なようですね。

そしてアレルギーの症状などは生活環境や年齢よっても変わることがあります。例えば赤ちゃんのときに卵のアレルギーでアトピーになり、大きくなると今度はダニが原因でぜんそくになったとかいうこともあり得るわけです。

これを「アレルギーマーチ」と呼んでいます。こうなるとますます複雑になってきますね。

小児ぜんそくの治療法は?

小児ぜんそくの治療法とは

では小児ぜんそくになってしまった場合の治療法を見ていきましょう。なってしまってからの環境を整えることはとても大事です。これについては後で詳しくお話しますので、まずはどのような治療法があるのかですが、大きく3つに別れるようです。

どれも大切なことですのでしっかりと見ていきましょう。

薬による治療

ぜんそくの薬による治療

これは一時的に発作をストップさせる気管支拡張剤を続けて、それでも症状が治まらない場合は気管支の炎症を抑える薬を使います。そして長期間発作が出ないようにする状態を維持します。

また小児ぜんそくは気管支の炎症を抑えるのが重要ですので、長い間治療を続けなくてはなりません。なので病院で相談しながら継続して治療すことになるようです。子供さんに取って長期となると大変ですが、発作が起きては困るので仕方ないですね。

そして薬の種類ですが、子供が飲みやすいような粉末の飲み薬やスプレー式の吸入剤などが使われるようです。主な薬はアレルギー症状を抑えて発作の予防をする抗アレルギー剤や、吸入式のステロイド薬、気管支拡張薬などがあり、それぞれ年齢や症状の状態により処方されます。

環境整備による治療

もうひとつ大切なのは、まわりの生活環境を整えることです。薬の治療と同時に並行して行うことによってぜんそくの発作が出にくくなりまた症状を軽くして、また症状が出ていないときでも良い状態を続けることが大事になってきます。つまり普段の環境で小児ぜんそくは大きく左右されるということですね。

たとえば普段からダニやホコリを取り除いて総維持をマメにする、布団やぬいぐるみは清潔に保って日光干しをしたり、床はじゅうたんからフローリングにしたりとか、カーテンはブラインドにすなど、ちょっと心掛けるだけでだいぶ違ってくるそうですよ。

喘息による注意点と気を付ける事

まず、気管支の刺激になるものを排除します。タバコ・蚊取り線香や花火などの煙類、殺虫剤やヘアスプレーなどの化学物質、排気ガスや細かい粉塵、粉末などです。

他には精神的ストレス・心労・睡眠不足・気温の差(10度以上)気圧の低下などなどがあります。

体を鍛えて治療

気管支は主に自律神経から影響を受けやすいそうです。そして自律神経を鍛えることでぜんそくの発作を出にくくできるようです。これは 「皮膚を鍛える」 と自律神経のランスが整います。

ではどうやって皮膚を鍛えるのかというと、乾布摩擦がいいようです。これは柔らかいタオルで皮膚を軽くこするだけ、1日3分間毎日やるだけで血行が良くなり違ってくるそうですよ。

ぜんそくには水泳も良い

その他に自律神経を高める方法として、水泳が良いとされています。気管支に水分を保って運動の中でも体への負担が少ないとされています。また呼吸する筋肉が鍛えられて肺活量が増えるのでいいようです。

こうすれば小児ぜんそくを予防できる!対策などある?

喘息にならないために

ここまでで小児ぜんそくの事が分かってきましたね。原因の多くはアレルギーから来ているということと、気管支の炎症を極力防ぐために原因物質を取り除くことが一番大切になってくるようです。

そしてぜんそくを起こさないような環境を常日頃から整えることも含め、軽い運動や自律神経を鍛えるなどの「予防」も大切です。

また繰り返しになりますが、小児ぜんそくになってしまった場合は発作を抑える薬を医師の指示に従って使いながら、発作が治まったら発作を繰り返さないように気をつける、継続的な薬の投与と受診、気管支ぜんそくをコントロールするようにしましょう。

ぜんそくで苦しまないためにもこれは重要になってきますね。

まとめ

小児ぜんそくについての原因や対策予防などを見てきましたがいかがでしたでしょうか?もし小児ぜんそくが仮に遺伝だったとしても、今回紹介したことをやってみて日頃から気をつけてみればかなり改善されると思います。

また子供さんには今からこれらの事を積極的にやっていくと、成長するに従って体も強くなるので小児ぜんそくが治る可能性も期待できます。

一種の現代病に近い小児ぜんそく、上手に付き合っていきましょう。

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