健康番組の特集としてニンニクについて度々取り上げられることはあなたもご存知でしょう。
ニンニクは、ニオイがきつく社会人にとって平日はあまり食べたくない食べ物のうちの1つですよね。
でもニンニクは栄養が豊富で、がんや様々な病気に効果があり、元気を取り戻してくれる食べ物です。
そんなニンニクはよく知られていますが、あなたはニンニクの芽も健康にいいことを知っていましたか?
今回はニンニクの芽にスポットを当て、普通のニンニクとどう違うのか?栄養から効能、食べ方に困らない相性が良い料理をつけてお届けします。
ニンニクの芽とは?
ニンニクの芽は普通のニンニクに比べると大変イメージしにくいものかもしれません。ニンニク自体が球根で、普段我々はその球根部分をおいしく頂いています。
ニンニクの芽は別名「茎ニンニク」と言われ、球根を植え花が咲かすために茎を伸ばすのですが、その茎部分がニンニクの芽に当たるのでそう呼ばれています。
6月頃に収穫されスーパーで購入することができますよ。
ニンニクの芽と普通のニンニクの違い

ニンニクの芽と普通のニンニクはどこが違うのでしょうか。その違いは4つありました。順番に見ていきましょう。
1.産地
ニンニクはよくスーパーで並んでいますが、その産地のほとんどは青森県産に対し、ニンニクの芽の産地は中国産がほとんどです。
日本の産地で売られているのは極稀で、探すほうが難しいと言われています。産地にこだわっている人はよくラベルを見て確認してから購入するようにしましょう。
2.栄養
ニンニクも栄養が高いことで知られていますが、特に大きな違いはビタミンAが摂取できることです。このビタミンAはニンニクには含まれておらず、芽の状態でしか摂取できません。
ニンニクにも含まれているビタミンCやカルシウムが多く含まれています。
3.臭い
ニンニクといえば臭いが強烈でお馴染みですね。でもニンニクの芽はニンニクほど臭いはなく、マイルドになると言われています。
ですが大量に摂取すると臭いが発生すると言われているので、大量摂取には注意しましょう。
4.カロリー
ニンニクとニンニクの芽の4つ目の違いがカロリーです。ニンニクの食べられる部分が100g134キロカロリーに対し、ニンニクの芽の食べられる部分は100gで45キロカロリーです。
ニンニクの半分以下のカロリーで大変ヘルシーなことがよくわかります。
ニンニクの芽の栄養は?
ニンニクの芽の栄養は先程も述べましたが、ニンニクでは摂取できないビタミンAが含まれています。更に嬉しいことに、カロテンと食物繊維も含まれているので美容から便秘対策に幅広い人にオススメできます。
加えてニンニクにも含まれているビタミンCやカルシウムが摂取できるので、より多くの栄養が一度に取れるニンニクよりかはかなりお得な食材でもあります。
ニンニクの芽の効能は?
栄養から考えられる効能として、にんにくの芽には、シミができにくくする美容効果がまず考えられます。他、食物繊維により便秘解消にも効果が期待できます。
ニンニクが元来持っている疲労から回復し、アリシアの成分で殺菌効果も期待できます。そしておまけにがん予防もできるので、これほど効能が詰まった野菜はなかなかありません。
健康に自信がない人は是非摂取していただきたいおすすめの食材です。
ニンニクの芽のオススメ料理とは?
ニンニクの芽は炒めものと大変相性がよく、困った場合には「炒め合え」でおいしく調理してみましょう。
他の具はそれほど気にすることはなく、人によっては肉と一緒に炒めたり、木綿と炒めたり、油揚げと揚げたりと、結構どんな食材でも合います。
料理するとカロリーが気になりますが、ニンニクの芽の方が低カロリーなのでちょっと食べ過ぎても大丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ニンニクの芽は産地を除くと栄養や効能がニンニクよりもたっぷりあることが分かりました。
本来のニンニクの栄養はそのままに、更にプラスして栄養がいただけるのはありがたい食材です。
そして女性には嬉しいニンニクの半分以下のカロリーなので、ちょっと食べ過ぎてもダイエット効果も期待できますよ。
最近疲れやすい、力不足、パワーをつけたい!という方にも必見の食材です。