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2016/04/05

妊娠中に気を付けたい食事方法

妊娠中には、「避けた方がいい食べ物」があります。『知らずに食べていた』では後悔先に立たず。そういった可能性が少しでもある食材は出来る限り排除していったほうが賢明です。

妊娠中の方は必ず知識として知っておかなければなりません。また、お知り合いに妊娠中の方がいましたら、ぜひ教えてあげてください。

カフェイン

妊娠中のコーヒー・カフェイン

カフェインは気分をリラックスさせる効果があり、一日1~3杯のコーヒーは、妊婦のリラックスには良いといわれています。

しかし、胎児の中枢神経を覚醒・興奮させる作用があり、さらに子宮内の胎児発育遅延のリスクが高くなるという問題が生じます。

適度な量は良いとされていますが、毎日飲むことでリスクもあることを知っておきましょう。

煙草の受動喫煙

妊娠中の喫煙や受動喫煙

外を歩く限り100%防ぎきれないのが、煙草の副流煙を吸い込むことによる受動喫煙です。妊婦が喫煙することは論外でもってのほかです。

しかし、非喫煙者の妊婦も安心できません。妊婦が受動喫煙により低出生体重児の出産の発生率が上昇するという研究報告があります。

外で散歩したり、広い空間ではそこまで神経質になることはありませんが、ある程度密集した空間では、確実に分煙された所以外は避けた方が良いでしょう。

アルコール

妊娠中のアルコール

妊娠中に飲むアルコールは赤ちゃんにもそのまま届きます。これはもうみなさんご存じですよね。妊娠中のアルコール摂取は、赤ちゃんの発達障害、学習障害を起こしてしまうことがあります。アルコールは控えましょう。

生もの全般

生もの全般が妊娠中はNG

生の食材は基本的に避けたほうが賢明です。例えば、レバーは、胎児の発育にかかせない『葉酸』を多く含んでいますが、レバーは動物性の葉酸になるので、多量摂取すると、胎児の奇形発生の原因になります。

葉酸は植物性葉酸をしっかり摂りましょう。

魚も妊娠中は気を付ける

魚もたまに食べる程度であれば大丈夫ですが、マグロなどの赤身魚や大型魚には水銀が多く含まれているため、胎児の成長を妨げる可能性があります。

食中毒の可能性もあるため、お寿司やお刺身は、夏場や梅雨の時期はなるべく避けましょう。お店で食べるから安心!ということは決してありませんので、気を付けてください。

生肉は特に注意して食べないように心掛けてください。トキソプラズマ(寄生虫)に感染する可能性があります。

大人が感染してもとくに問題ないのですが、これまでに一度も感染していない人が、妊娠中もしくは妊娠直前(妊娠開始6ヶ月前)にトキソプラズマに感染すると、トキソプラズマが胎盤を経由して赤ちゃんに感染し、先天性トキソプラズマ症を引き起こす可能性があります。

妊娠初期に感染すると流産、妊娠中期なら胎児の低体重・脳炎・黄疸・内臓やリンパの腫れなどの症状が現れます。妊娠後期に感染した場合は、脳にカルシウムがたまる脳内石灰化や水頭症、視力障害、運動機能障害などが起こり得ます。

トキソプラズマが母体から胎児に感染する確率は、妊娠初期では約25%ですが、妊娠末期では約60~70%で、妊娠週数に連れて上昇します。一方、妊娠初期での感染の方が症状が重くなります。

猫と一緒に生活すること

※トキソプラズマは猫との接触で感染する可能性が大いにあります。妊娠中の方は気を付けてください。

※トキソプラズマは生野菜やフルーツにも潜んでいる可能性があります。しっかり水洗いするか、加熱処理をしてから食べましょう。

生の豆類のスプラウトは、サルモネラ菌や病原性大腸菌が潜んでいるため、食中毒になる可能性があります。

生卵は日本一安全である

日本の生卵は世界一安全といわれていますが、それでもサルモネラ菌を始めとする菌に感染し、食中毒になる可能性も0%ではありませんので、気になる方は避け、加熱してから食べましょう。生のクッキー生地やティラミスなども要注意です。

生姜

妊娠中の生姜

1日に1g以上の生姜を食べると、赤ちゃんの性ホルモンに影響を及ぼし、流産する可能性があるという報告もあります。

妊娠中の方は食べる前に、念のためかかりつけの医師に確認したほうが良いでしょう。

高麗人参

妊娠中の高麗人参

高麗人参は、滋養強壮や疲労回復・血行促進といったさまざまな健康効果がありますが、血圧も同時に上げてしまうので、高血圧の人は決して摂ってはいけない食材ともいわれています。

血流が上がり過ぎると、妊娠高血圧症候群になり、胎児への影響があるため、注意が必要です。また、妊娠を希望している人が飲むときも、血圧が高いと、流産リスクが上がるため、控えたほうがよいとされます。

辛い食べ物

辛い食べ物も妊娠中は気を付けましょう

辛い食べ物は、代謝を促し、血行も良くなるため、とても体に良いですが、妊娠中の人は要注意です。過剰に摂取すると流産や早産を引き起こす可能性のある香辛料やハーブがあるので、調味料として常識的な範囲で摂取するようにしましょう。

シナモンもその1つで、お菓子に含まれていることもあり、知らずに摂取している可能性があるので、成分表を確認する習慣をつけるのがおすすめです。

また、便秘解消に効果があるアロエも、皮に含まれる「アロイン」には子宮収縮作用があるので、過剰に摂取しないように注意しましょう。

ビタミンA(動物性)

動物性ビタミンA

ビタミンAは胎児の上皮、器官、臓器の成長に関わる重要な栄養素とされており、妊婦が摂取不足になると胎児の成長障害や奇形を引き起こすことがあるとされています。

しかし、動物性由来の食材に含まれるレチノールというビタミンAを過剰に摂取することでも「口唇列・口蓋裂」や「水頭症」などの奇形になってしまうリスクが高まってしまいます。

特に妊娠初期に影響を受けやすいので、過剰摂取にならないように気を付けましょう。

動物性由来の食材に含まれるレチノールは、うなぎ、あゆ、レバー系、あんこう、ほたるいか、ぎんたらやフォアグラに多く含まれています。とくに要注意は、養殖のあゆです。

レチノールが多いことで有名なうなぎのなんと2倍のレチノールが含まれています。

※植物由来のビタミンAは過剰摂取の心配はありません。

まとめ

妊娠中の食事まとめ

普段は「健康に良い」とされる食材や料理も、妊娠中は好ましくないケースがたくさんあることをしっかり認識しましょう。外食で食べる時は、材料や成分がわかるお店で食事を楽しむことができればベストです。

そんなに神経質になる必要がない食材でも、今後の研究で新たに危険性が発見されることもあります。

「少し危険、でもそんなに気にする必要のない食べ物」でも、今後の研究次第で、「ダイレクトに胎児の○○に影響を及ぼす食材だった」ってことになる可能性も十二分にあり得ます。

現代は食の多様化で、さまざまな食材や料理をどこでも食べることができます。しっかり知識を持たなければ、自分の気付かない所で「偏り」が生まれてしまうのです。可能な限り胎児への影響が出ない食事を妊婦は心得る必要があるのではないでしょうか。

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