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2016/10/25

相棒のおすすめとまとめ

2002年から今年にかけて、もはやテレ朝の顔といっても過言ではない刑事ドラマ『相棒』。

今年でシーズン15にまで到達しました。放送開始からお馴染みの水谷豊さん演じる杉下右京と、4代にわたって変化を遂げてきた特命係のパートナーによって毎回様々なドラマを見せてくれます。

ファンが多いのも特徴でドラマの他にも劇場版2作とスピンオフ映画2作も公開されています。(その他、ノベライズ本・小説・コンサートなど相棒ワールドにはまる人が続出です。)

来年にも新たな『相棒 劇場版Ⅳ』が2月に公開予定です。そこで今回は数ある相棒シリーズの中からおすすめの回をご紹介したいと思います。

パートナーによって様々な相棒関係になる右京さんに必見です。

目次

Season1~7(亀山薫時代)
Season7~10(神戸尊時代)
Season11~13(甲斐亨時代)
Season14~(冠城亘時代)

Season1~7(亀山薫時代)

相棒シーズン1-7シリーズ

歴代いる相棒の中でも、最も肉体派!で熱い刑事だったのが亀山だと思います。

右京さんとの仲は対等な感じですね。(正反対のタイプといってもいい。)正義を貫くがゆえに、人への配慮がおろそかになってしまう右京さんに代わって、いろいろと苦心していたように思います。
(右京さんも亀山の情け深い行動や人格に影響されて、シーズンを追うごとに柔軟になっていったように感じました。)

亀山時代にかかせない人物となっているのが、亀山の恋人である奥寺美和子です。帝都新聞の記者で事件の際には有力な情報をくれたり、逆に関係者である右京さんや亀山に事件について話を聞くこともあります。さばさばしていて姉御肌なイメージの女性です。

S1第11話「右京撃たれる~特命係15年目の真実~」

この回ではなぜ特命係ができたのかについて、そして右京さんが狙撃されるという相棒の歴史の中でも重要な話になっています。

特命係は元は15年前のある事件を解決させるためにできた「緊急対策特命係」でした。

リーダーは当時、公安の参事官だった小野田、そして作戦参謀として右京、その他に特殊部隊の精鋭を集めた素晴らしいチームでした。しかし、事件の解決を急ぐあまり、小野田の判断ミスで多数の死傷者が出てしまいます。
(右京は小野田の意見に反対しました)責任を一人負わされた右京は「緊急対策特命係」の看板を真っ二つにぶっ壊し、現在の窓際部署、”特命係”に落ち着くことになります。

そしてある日、15年前の人質が相次いで変死する事件が起こり、右京さんはその件で小野田官房長を訪ねようとしたのですが、何者かに狙撃されてしまいます…。

右京さんと小野田官房長は一緒に回転寿司に行くような仲なので、なにかあるとは思っていましたが、まさかこんな闇があったとはという感じです。
(右京さんが小野田官房長に対して、いつも一線ひいて付き合っている理由がわかりました。)

右京さんが重体で病院に運ばれてしまうのですが、そのときにはもちろんたまきさんが付き添っています。(小料理屋「花の里」の女将で右京さんの元奥さん)

S4第4話「密やかな連続殺人」

シーズン4の第4話にふさわしい、ちょっと気味の悪い話になっています。亀山時代の中でもかなり特殊な事件です。

ある日、女性の刺殺体が川で発見されるが、手がかりはなく事件は難航する。しかし、そこで被害者の片耳のピアスが外されていることに注目した右京は過去の事件から同じようなものがないか照らし合わせる。

連続殺人の可能性が濃厚になった頃、ある一人の元予備校教師、村木重雄(小日向文世)が容疑者として浮上する…。

村木重雄を演じる小日向文世さんの迫力がすごいです。その他にも村木担当の精神科医・内田美咲役に奥貫薫さん、その助手・安斉直太朗役に高橋一生さんと濃いキャストが揃っています。

この話では”悪魔崇拝”がテーマになっていて全体的に不気味です。2話連続の話になっていて、結末は5話「悪魔の囁き」に続きます。果たして犯人は誰なのか、物語は意外な結末に向かいます。

S4第19話「ついてない女」

過去に夫を殺され、その復讐に男を殺した月本幸子(鈴木杏樹)は国外逃亡するために空港に向かうが、運悪く車が故障してしまう。そこに運よく(幸子にとっては不運にも)特命係の車が通りがかる…。

この月本幸子、今シーズンの相棒を観ている方はお気づきかと思いますが、たまきさんに代わり、花の里2代目女将となっています(笑)

まさか放送当時はこんなことになるとは思っていなかったでしょうね。月本幸子演じる鈴木杏樹さんがとても可愛いです。

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Season7~10(神戸尊時代)

相棒シーズン7-10

2代目相棒として選ばれたのがミッチーこと及川光博さん。発表されたときはどんな風になるんだろう!?と予想がつきませんでしたが、今ではすっかり馴染んでいますね。

神戸がパートナーになってからの相棒は、大人でシックな感じが出ていたと思います。スマートでファッションにも詳しく、愛用ドリンクはガス入りミネラルウォーターと初代相棒亀山とは全然違ったタイプです。

S8第17話「怪しい隣人」

9年前に起こった現金輸送車襲撃事件の遺留品を名和田家に返しに行った右京。名和田家は監視カメラを複数台設置するなど、その厳重なセキュリティに違和感を覚える。

そして名和田家をあとにした右京だったが、隣家の窓が割れていることに気づく。(「細かいことが気になってしまうのが僕の悪い癖」)なのでいつものごとく、隣家に入りこむ。

すると住人らしき人物と出会うのだが、どうも様子がおかしい…。

実は名和田家の隣家には3人組の強盗が入っていました。(それがオチではないので安心してください。)ただ今回の強盗はかなり間抜けでストーリーもコメディタッチになっています。

神戸は特命係でお留守番です。ですが右京さんの指示のもと、しっかり協力してくれます。別行動が多いのも神戸時代の特徴かもしれません。この強盗3人組はこの話以降も何回か登場します。

S10第10話元旦スペシャル「ピエロ」

刑事部長に命じられ、オペラハウスに証拠物品の返却に向かった神戸。その日の上演目は「道化師」。

ロビーで子どもたちを引き連れたピエロと神戸はすれ違う。少し不審に思った神戸が後をついていくと、子どもたちはバスに乗せられ、銃で脅された神戸もそれに巻き込まれてしまう。

神戸と連絡がとれないことに違和感を感じた右京は、なにか事件が起こっているのではないかと独自に調査を開始する。7人の子どもたちと神戸を誘拐した犯人の狙いとは…?

犯人グループの主犯を演じたのは、今や大ブレイク中の斎藤工さん。(この頃はまだ知る人は少なかったように思います。)誘拐された子どもの一人として、「崖の上のポニョ」の大橋のぞみちゃんがキャスティングされています。

今回の話でもまた右京さんとは別行動です(笑)この話で重要なのは”どうしてこの7人の子どもを選んだか?”だと思います。

そして”道化師”が犯人を象徴しているようで切ないですね。(愉快犯のように見えて実は…?)

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Season11~13(甲斐亨時代)

シーズン11-13

3代目相棒はなんと俳優の成宮寛貴さん。若い層から、このドラマでいっきに奥様層まで人気が広がったのではないでしょうか。

カイト(甲斐亨を略したニックネーム)と右京さんの関係は、やはり世代が離れているせいか親子っぽい、少しほっこりするような場面が多かったように感じます。

熱血なところもありながら、若者らしくおしゃれな感じもあって、亀山と神戸の中間のようなキャラクターだと思いました。父親である警視庁次長の甲斐峯秋との関係も注目です。

11第18話「BIRTHDAY」

ある日、右京が小料理屋「花の里」に向かうと、一人の小学生くらいの女の子と出会う。甲斐と右京は二人で彼女を自宅まで送り届けることにする。女の子を送った帰り道、付近に不審な一軒家を発見する。

家主は卓球のコーチをしているしっかり者のおばあさんであることが判明したが、鍵もかけずに出かけてることから何らかの事件に巻き込まれた可能性が出てきた。

同じ頃、ある夫婦から息子が戻らないと交番に通報が入る。その日は息子の誕生日で家の中には12歳の誕生日には少し子どもじみたような飾りつけがされていた。
一方、捜査一課では強盗殺人容疑で指名手配中の大場の捜索が行われていた。

しっかり者のおばあさん、戻らない息子、指名手配中の強盗殺人犯、実は3件の事件はつながっていた…。

観た後に温かい気持ちになるようなラストでした。この事件では右京さんの念願だった”あること”が叶うんですよ!伏線などがたくさんあって話としてもよくできていた回だったと思います。

S12第6話「右京の腕時計」

右京の腕時計が狂ってしまった。右京の腕時計は機械式(現在では電池式のものが多い)で定期的に専門の公認時計師・津田に診てもらっていた。

その夜、津田が所属する時計会社の社長・藤井の遺体がアパレルヒットメーカー・関の別荘で発見される。

実は関は藤井の会社を買収しようと考えていて、藤井は以前からそのことで悩んでいた。さらに関は個人的に津田に接触し、有名な時計師の津田のデザインで、ファッションアイテムとして安い時計を大量生産する計画も立てていた。

はたして藤井の死は自殺なのか?それとも他殺なのか?特命係の捜査によって悲しい一人の男の半生が浮かび上がる…。

時計がテーマになったクラシックでおしゃれな、切ない回でした。右京さんはおしゃれにもこだわりがあって素敵ですね。もっとこういう回(右京さんの日常に触れる)が増えるといいなと思いました。

S12第8話「最後の淑女」

ある日、甲斐峯秋次長から小百合という若い女性の相談に乗ってやってほしいと右京に連絡がくる。

その相談とは、かつての文豪(20年前に自殺した)・夏河郷士のノートを発見した小百合が、その内容を見て夏川の死は自殺ではなく、小百合の父による殺人だったのではないかという疑問を解決してほしいというものだった。

すぐに捜査を開始した特命係はそのノートが当時夏河が住んでいた慈朝庵で書かれたものだということに気づく。

20年前、慈朝庵は文化人たちが集うサロンのような場所だったという。そして現在の慈朝庵の持ち主であり、当時夏河とも親しくしていた江花須磨子(岩下志麻)に話を聞くことにする…。

ゲストはなんと岩下志麻さんです!本当にお着物がお似合いでお美しい。話し方のひとつひとつ、所作のひとつひとつがとても上品で見惚れてしまいました。

オーラが違いますね!話の内容はけっこう暗いお話です。甲斐次長の昔話も出てきますよ。おすすめです。

S12第13話「右京さんの友達」

ある日、馴染みの紅茶店に向かった右京はそこで毒島(尾美としのり)という男に出会う。毒島も右京と同じかなりの紅茶好きで、右京はお茶会に誘われる。

当日カイトも誘って毒島のアパートに行くと、毒島は右京のようにポットを高く上げて紅茶を滝のようにそそぐ。

「警察はバカばっかりだと思ってました」という毒島に対して、右京はなにかそう思うようになった理由はあるのか尋ねる。そして毒島は隣室に住んでいた静香がナイフで殺害された事件を話し始める…。

“右京さんの友達”…タイトルだけで神回だというのがわかってしまいますね(笑)

右京さんは毒島の語った事件に対して、自ら小説を書いて回答として提出します。(毒島はネットで有名な小説評論家でした。)右京さんが大学時代、同人誌を書いていたとは驚きでした。

最後は切ないけど、希望の残るエンドになっていたと思います。毒島がすごいいい味出してます!

S12第18話「待ちぼうけ」

山奥の鄙びた駅舎、そこで右京は同じように電車を待つ男(太川陽介)に話しかける。

同じ頃、カイトはカフェにいた。カイトの前には何時間も飲み物だけで粘る年上の美しい女性(芳本美代子)が一人座っていた。

そしてまた同じ頃、捜査一課の伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は前夜、遺体で発見された津久井という男を調べていた。特命係が非番ということで、思う存分捜査できることを喜んでいた。

電車を待つ男・友部は右京相手に身の上話を始める。彼は昔靴職人だったが、母親が元従業員にだまされ多額の借金を背負ってしまい、そのためにトラック運転手をしていた。

その頃、カフェではカイト相手にワインを何杯もあおる雪美が、たった今人生でただ一人愛していた男にメール一通で振られた打ち明ける…。

ほろ苦いラブストーリーでした。年上女性をナンパするカイト最高です。(実際は彼女のことを心配して声をかけた)

特命係のことを嫌いだと言いつつ、おもいっきり影響受けてる伊丹が可愛い!(笑)女性におすすめの回かもしれません。

シーズン12はおもしろい回が多くて選ぶのが大変でした!

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Season14~(冠城亘時代)

シーズン14~

4代目そして現相棒は反町隆史さん。冠城は油断ならない感じがして観ていて緊張感があります(笑)

相棒初の捜査員でも警察官でもない、法務省のキャリア官僚という設定です。
かなりの切れ者で右京さんとの関係も危ういバランスを保っているように見えるので、これからの展開がすごく楽しみです。

S14第4話「ファンタスマゴリ」

ある日、右京は捜査二課時代の上司で今は経営コンサルタントをしている片野坂(岩松了)と再会する。片野坂は裏の人間とも仕事をしていたので、関わり合いを避けようとする右京だったが、片野坂は思わぬ話を持ち出してくる。

それは20年前、二人が逮捕しようとしていた日本政財界のフィクサー・譜久村に関することだった。当時譜久村を逮捕寸前まで追い詰めた捜査二課だったが、唯一の手がかりであった証券会社の社員が自殺し、事件は闇に葬られた。

そして先日、片野坂はその自殺した社員の娘・愛と再会したという。美しく成長した愛を見て惚れたと言う。

しかし、この一週間、愛と連絡がとれなくなったことを心配した片野坂は右京に捜査を依頼する…。

この話でテーマになっているのは“執着”だと思います。一見、ただ恋愛感情から愛を探してほしいと言ってるように見える片野坂ですが、実は別の思惑がありました。

少し後味が悪い終わり方となっていますが、面白いです。日本政財界のフィクサーだろうと何だろうとひるまない右京さん!怖いものってあるのでしょうか…?(笑)

S14第7話「着物奇譚」

花の里の女将・幸子が不審者として身柄を拘束されたという知らせを受け、右京と冠城は所轄署に迎えに行く。幸子に事情を聴くと、始まりは一枚の着物だったという。

着物の胴裏を替えようとしてはがしたところ、なんとそこには赤い口紅で奇妙な文章が綴られていた。

“いつかおまえがそうしたように あたしもおまえを殺したい でも、できない。もどかしい…。 幸子”

自分と同じ名前に胸騒ぎを覚えた幸子は持ち主のマンションに出向くが、どう話を切り出すべきか迷い、あたりをうろついていたところを不審者と間違えられたらしい。

この話に興味を持った特命係の二人は、持ち主の上篠愛(西原亜希)に会いに行く。

話を聴くと上篠愛は着付け教師をしていて、幸子というのは愛の双子の妹であることがわかった。幸子は二人の母親が経営する高級クラブで働いていて、着物の文章について聞くと、ただのポエムだと言って帰されてしまう。

しかし、この言動に違和感を感じた右京は、上篠姉妹について調べ始める…。

この回では右京さんがマリオカートしたり、話を聴くために賄賂を渡す(In駄菓子屋)などレアなシーンが満載です。

上篠幸子さんはどうしてあんな文章を書いたのか、そして謎の人物”ユウくん”とは…?

S14第17話「シュレディンガーの猫」

右京と冠城は証拠品の返却のために帝都大学を訪れる。次世代機器として注目を集めているコンピューターの核となるシステムを開発した成田知子(大沼百合子)という物理学者の遺留品だった。

彼女の死は事故死とされていたが、右京は証拠品のノートに書かれていた“RT”という文字が気になり、成田知子とも親しかった准教授の堀井(成田僕蔵)にも話を聴くことにした。

堀井の研究室に向かうと一匹の猫の姿があった。そこで右京は”シュレディンガーの猫”という現代物理学を思い出す…。

“シュレディンガーの猫”というのは物理学者エルヴィン・シュレディンガーによって提唱された考えで、
量子学においては、
1.全ての事象は観測された瞬間に確立する
2.確立する寸前までは、異なる事象が重なり合って同等に存在する
というものです。

この回ではそのシュレディンガーの猫の実験のように、右京さん・冠城・堀井が出会う9時20分を境にある人物が死んでしまった世界に進んでいきます。

繰り返される世界は果たして妄想なのか、それとも異世界か?という視聴者にも謎が残る回でもありました。

冠城のシーズンに入ってからは実験的な試みが増えているような気がします。これからもどんどんいろんなことにチャレンジして、新しい相棒を作っていってほしいですね。

おわりに

2002年から14年にわたって放送してきた相棒ですが、水谷豊さん演じる杉下右京の安定感がハンパないですね!

最初はかなりの変人キャラでしたが、プライベートな部分や反省していない犯人に対して感情を露にするシーンを観て親近感を持っていった人も多いのではないでしょうか。

また捜査一課の伊丹、芹沢や、鑑識の米沢など脇役も濃いメンツがそろってますよね。

これからも新しい風を取り入れつつ、今までのように幅広い世代に愛される相棒であってほしいです。

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