留学をするにあたって、場所選びはかなり重要なポイントです。色んな条件で国や地域を探すと思いますが、ここではその盲点を突いていきたいと思います。
観光向けの街を選ぶべし

短期留学であればあまり重視しなくても良いとは思いますが、特に長期滞在となると観光地である街がオススメです。
勉強をしにいくことが目的であると、学びたい学問に精通している学校がある街を選んだり、日本語をできるだけ喋らないような環境が良いと、日本人が少ないエリアを選ぶことは多いですよね。
でも、観光地であることにポイントを置いた留学先選びをしている人は少ないのです。
きっと理由は、勉強するのに必要ではないと感じたり、そもそも観光地であるかどうかを気にしていないことにあるのでしょう。
しかし!考えてみてください。もし、大学の交換留学で1年近くいる場所が、週末にショッピングも楽しめないような場所だったら?
きっと息抜きができず、大切な楽しい留学要素が欠けることとなります。1年というともう住む場所になるので、自分が毎日を飽きずに過ごせる街かどうかは重要なポイントです。
仮に数か月間の留学だとしても、人間はすごいもので、数日で環境の変化に慣れる人もいます。
そのような場合、勉強漬けで留学をするつもりでない人は、退屈な日々を送って貴重な時間を無駄にしないためにも多少は遊べる場も必要です。
学校の留学生の割合に注意

留学をする学校に、あなたはどんなイメージを持っていますか?例えばイギリスに留学するとしたら、イギリス人の中に一人だけポツンと、自分だけが日本人というイメージですか?
だとしたら、学校情報をもう一度調べてみてください。その学校の留学生の割合はどれくらいでしょうか。
これを調べるのにはわけがあります。語学留学なら世界中から生徒が集まって当たり前ですが、そうでない場合は自分が転校生のようになるのではないかと思っている人もいます。
しかし、大学などへの留学をする場合、学校によっては留学生が全体の半分を占めるような学校もあります。
知らずにその学校へ行くと、現地の学生とのふれあいを楽しみにしていたつもりが、それができない状況になる可能性もあります。
グローバルな世界が良いという人にとっては良い情報となりますが、そうでないなら期待外れとなるかもしれません。
その土地の人を知り、文化を知り、言葉を知りたいなら、留学生の割合が少ない学校を選ぶことも大切です!
初めから留学生は少ないものだという先入観を持っていると失敗することがあるので、海外の大学には世界中から国をまたいで来る生徒が多いことを知っておきましょう。
それが当たり前と捉える視野の広い生徒が集まる学校もあるのです。
参考までに知人の体験談

彼女の体験談としては、同じ国でも地域が違うと、観光地でない街に留学した子は毎日退屈だと言い、遊びに行くには電車に乗る必要があるから気軽に出かけられないと言っていました。
実は留学前は彼女も長期滞在にあたって観光地であるかどうかは気にしていなかったのですが、観光地に住んでみると毎日何かしら大通りでイベントがあって楽しい思い出ができました。
観光客向けのお店がズラリと並んでいるため、帰国時にはお土産を買うのに苦労がなかったです。毎日ショーウィンドウを見ても飽きず、異文化を堪能できました。
また、彼女が留学した先は各国からの留学生が多く、先に述べたように現地の人とのかかわりを大事にしたかった彼女にとっては誤算だったようです。
まとめ
これから大学の交換留学や、長期留学に行くという人は、これらの見落としがちな部分を是非チェックしておきましょう。
留学してから初めて分かることも、もちろんたくさんありますが、先駆者達の成功例や失敗例をしっかり理解し、事前リサーチに時間をかけることをおすすめします。