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2016/11/04

数あるIT資格は本当に意味があるのだろうか

IT業界ではどんどんと新しい資格が生み出されています。世の中の資格が増えれば増えるほど新しい資格を取得すれば良いように思えますが、実際自分の役に立たないものを取得しても仕方ありません。

今日はどのような資格がどのような場面では有用性を持つのか調査し、ご紹介していきます。

資格の有用性:就職編

就職に役立つ資格

就職活動(新卒採用)で在学中に取得したことをアピールする学生は多くいます。私も例外ではなく就職活の際には大学在学中に取得した資格について説明をしました。

しかしながら、実際に就職してから当時の採用担当の方に話を聞くと思いもよらぬ答えが返ってきました。

その答えというのは、新卒採用に関して取得している資格の内容はあまり重要視しない・重要視するのは何故その資格を取るに至ったのかということ、とのことでした。

確かに学生時代に知見を高め、少しずつ資格勉強をしていたとしても、多くの企業ではそれに関係なく新人教育のカリキュラムを持っています。

つまり持ち合わせの知識があろうとも無かろうとも、同様の教育を実施する体制が既に出来上がっていることが多いのです。

このような書き方をすると在学中に資格を取得するのは無意味なように聞こえるかもしれませんがそんなことはありません。

適切な資格を持ち、その理由を説明出来れば評価してもらえるのです。

例えば、「この資格を取るために〇〇という勉強や△△という勉強をしました。この〇〇は御社で既に取り扱われている分野であり、採用された際に少しでも早く一人前になれるように取得を目指しました」のような説明です。

私が資格を取得した際には、このような思いはなく得意な分野であることを示す意味で資格を取得してしまいました。そのため、上手く就職活動で資格取得のアピールをすることが出来てなかったと気付かされました。

資格の有用性:転職編

資格は転職活動に役立つか

転職では一般的に即戦力のなる人材が求められています。多くの場合は既に経験してきたプロジェクトなどの説明を求められますが、履歴書には資格を書く欄もありアピール素材の一つにはなります。

しかし、資格によってはアピールしてもその有用性は一部しか認められないこともあります。

資格のうち国家資格に分類されるものを勉強してみると、特定の製品に依存しないような理論的な問題が多く掲載されています。

つまり、実作業ではなく抽象化された問題が多いです。言い換えるとここに分類される資格を保有していても、再度製品に沿った教育を受ける必要が出てきます。

それに対してベンダー資格と呼ばれる企業が独自に提供している資格があります。この資格は国家資格のように理論的な部分は比較的少ない変わりに、その企業が提供している製品に特化した知識を問題として出題しています。

つまりその資格を所有しているとそれだけで製品についての知識、実作業が出来ると判断してもらう材料になります。

採用担当者は実際に自社でどのような業務が進んでおり、どのような技術者が必要かを熟知しているはずです。自分の強みをしっかりとアピール出来る場面があれば、転職先の業務に合わせた資格を保有していることで好印象を与えることに繋げることが出来ます。

中途採用などで入社してこられる方は専門分野の資格を何かしら保有されていることが多いようです。必ずとは言えませんが、一定の効果を上げていると考えても間違いないでしょう。

資格の有用性:社外評価編

取り引き先の顧客全てがITに詳しいとは限りません。場合によればIT担当者以外の方に提案をしたり説明をする場面もあります。

顧客がITに詳しければ今までの実績などを説明すれば実力を理解してもらえ、一定の信頼感に繋げることが出来ます。

しかし、ITを専門としていない方にそのような説明をしてもなかなか理解してもらいにくい部分があります。

この場合、自分の実力を示すものとして有用になるのが資格の取得です。これから実施する予定、提案する予定の仕事に対してどのような資格を保有しているのかをアピールすることで第三者が認定している安心感を与えることになります。

近年では様々な部分にIT化の波が押し寄せており、IT部門以外の方と会話することが増えてきています。

いくつかの資格を取得し、それを名刺や、顧客へ提出する担当者資料などに記載しておくことが安心感を与える近道であると考えられます。

まとめ

IT系の資格を活用する場面というのは上記のように様々考えられます。取得することで得た知見がある以上、資格を取得することが無駄になるとは考えていません。

しかし、ベンダー資格など実務に直結する資格以外では直接的に有用性を認識することは少ないかもしれません。ですが、資格を取得していることで顧客や会社から得られる安心感など副次的な部分では予想外の大きさで有用性を認識することもあるでしょう。

資格の取得には時間がかかります、直接的な有用性を求めるのか副次的な有用性を求めるのかをよく考えてから取得に望むようにしてください。

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