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2016/10/10

子育てするなら都会か田舎か

子どもを育てること。それは苦労いっぱい、それ以上に喜びいっぱいの人生をかけた一大プロジェクト!日々すくすく育っていく子供には、できるだけよい環境で育ってほしいと思うのは、親であれば誰だって強く願うものです。でも、よい環境とはいったいどのようなものでしょう。

子どもにはベストな環境は?

緑に囲まれ自然の恵みを全身に受けること、進学塾や習い事の教室など教育機関が揃っていること、地域の治安が良いこと、学校の選択肢が多いこと、地域の行事に参加しやすいこと。

子どもにとってのメリットだけでなく、親にとっても育てやすいことだって大切です。幼稚園や学校へお迎えに行きやすい、日用品の買い物がしやすい、小児科の病院が近い、教育相談のできる機関がある…

全部必要、子どものためには全部ほしい!というのが親心というものですが、現実そうはいかないものですよね。

そこで、よく口の端に上るのは「都会と地方の子育て、どっちがいいのだろう」ということです。

自然とのふれあいをとるなら地方?でも将来の進路選択には学校のたくさんある都会?親は頭を悩ませます。

それでは、今回は地方と都会それぞれに、子育てにおいてどのようなメリット、デメリットがあるのかをまとめてみていきたいと思います。

地方の子育てのメリット・デメリット

田舎暮らしのメリットデメリット

地方の学校で生徒に『美しいもの』をテーマに書いてみましょうと提案し、作文を回収してみるとこんな内容が多いという結果があります。

「私の地元は田舎だけれど、秋のもみじの美しさはどこにも負けていない」「教室の窓から海がキラキラ光っているのを見ると、むかついたことも忘れてしまう」

地方に育った子供たちは実によく自然の風景を見ています。人工的に整えられたものではない木々の姿、海の広さを体感しながらのびのび育つ環境が整っていると言えます。

また、これは地域によりますが、伝統行事が続いているところもたくさんあります。お祭りの時期になると、小学生からお年寄りまで公民館に集まって、今年のお祭りについて話し合いを続けるような処もあります。

小さな子供たちは地域の先輩たちから礼儀や伝統を教わります。学校行事だけでは賄えない、異世代間の交流ができるのも地方での子育てのメリットと言えるでしょう。

もちろんデメリットもあります。地方はとにかくどこへ行くにも交通の便が悪いところが多いです。幼い子供が熱を出しても小児科が遠かったり、急に必要なものがあっても一番近いスーパーマーケットまで車で15分かかったり。

子どもが成長してから進路を選択するときも、行きたい志望校に行くまで電車を何度も乗り継がなくてはならず、学業以前に通学で疲れてしまう子どももいます。

また、学力競争が都会ほど厳しくないのもデメリットと言えます。のびのび育つことと勉強しないことは別問題です。

受験が迫り、いざ勉強しなくては!という状況になったとき、切磋琢磨する仲間およびライバルが少ないと、子どもの意欲が低下してしまうということも考えられるのです。

都会の子育てのメリット・デメリット

都会の子育てのメリットデメリット

都会で子育てするメリットには、やはりその選択肢の多さがあります。教育熱心な親は、子どもが幼いころから様々な体験をさせたいと思うでしょう。

英語に慣れた耳を鍛えよう、音楽のセンスを培おう、体操教室に行かせよう。他の子がやっていないような、ちょっと変わった習い事も都会であれば教室があります。

いろいろな教室を見学してみて、子どもが興味をもつものを探すことが出来そうですね。同じく進路選択の際の学校選びにも、十分な学校数が揃っているのがよいところです。

交通機関が発達しているので、電車通学になったとしても子どもの負担が大きくなる心配もありません。学力競争にすぐに参加できるのも都会のメリットです。

「それは、子どもに負担になるのでは?」と思う親御さんもいるかもしれません。しかし、それは実は杞憂です。家庭の方針として勉強に重点を置かないで子どものやりたいことを尊重するのであれば、その競争に参加しなければいいだけのことなのです。

厳しい競争を子どもが望まないなら、そういう雰囲気の少ない場を選べばいいのです。そういう選択肢が都会にはたくさんあります。そして「勉強するぞ!」と子どもが意気込むタイミングが来たならば、学力競争に参加すればよいのです。

そのとき勉強仲間と出会いそして切磋琢磨できるという意味で、学力競争があるのは良いことなのです。ただし、競争のなかで子どもが摩耗しないように、親御さんがフォローしてあげることが欠かせません。

デメリットは、なんといってもお金の問題。都会はとかくお金がかかります。地価が高いので家賃も高く、子どもがいるご家庭は物件探しに苦労される方も多いのです。

そして多くのお母さんを悩ませているのは、今メディアでも取り上げられている待機児童問題。建設ラッシュで、住宅地の公園の一部を保育園にする計画が様々なところで進められているようですが、それを快く思わない人がいることも事実です。

少子高齢化社会で、子どもは社会の少数派。子どもが社会の異物にように扱われている、というニュースもありますが、そうした風潮は都心から始まっています。

子どもが大人になったとき

子どもを持って大人になった今、「子どものうちにこうしておけばよかったなあ」という思いは誰しも持つものです。

だから、自分の子供にはそんな後悔をさせないために、いろいろなことをしてほしいもの。でも、何を体験し何を学ぶのかを選ぶのは子どもです。

都会で育った子供が「もっと自然に触れたい」と思えば、自立したとき地方へ行くでしょう。地方で育った子どもが「もっと洗練された文化に触れたい」と思えば都会へ行くでしょう。

都会で育とうと地方で育とうと、大人になった子供が「わたしはこうしていこう」と思って行動できるのであれば、それは親御さんたちの努力の実りではないでしょうか。

都会と田舎、どちらも一長一短あり。目の前の幼い子どもの姿だけにとらわれず、その子が大人になったときのことまで考えて、子育ての環境を選びたいものですね。

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