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2016/05/30

臨界期?幼児に学べること

自分の子供が『将来有望な立派な人間へ成長して欲しい』と親であれば誰もが願うことです。

多才で非凡な才能を持つことができれば「限られた未来から自分の人生を選ばなければならない」ということもなくなります。

自分の望む未来を多くの道の中から自由に選択し、生きていくことができれば、どんなに幸せなことでしょうか。

子供の頃には大きな夢があり、純粋に憧れ、その職業に就きたいと願うものです。でも実際は、大人になるにつれほとんどの人達が夢を掴むことができません。

レ・ミゼラブルの「夢やぶれて」ではありませんが、

子供の頃に思い描いた夢をみんなが実現出来たら、それはとても素敵なことです。しかし現実は思い通りにはいかないもの。

人にはとても素敵な「個性」というものがあります。みんな違ってみんないいんです。でもみんな違うが故、みんなの能力や容姿は個性という意味で同じではありません。

人それぞれ得意とすることがあり、苦手とすることがあります。

先天的にある能力を身に付けている人、後天的にある能力を身に付けた人。さまざまです。

たとえば「人の容姿」は先天的な性質のものですよね。先天的な性質は変えることも、身に付けることもできません。

今回注目したいのは、後天的な性質の中でも、乳児から幼児といわれる5歳くらいまでにしか身に付けることができない「臨界期」です。

この能力を身に付けるには、親の手助けが全てといえるでしょう。自分の子供が将来どんな風に成長して欲しいか、多くの選択肢を与えてあげるのも「親のつとめ」なのかもしれません。

子供の将来は当人だけのものです。でも親はその将来の可能性を広げ手助けをしてあげることが可能です。

絶対音感

絶対音感は臨界期に身に付けるべし

音楽家の中でも一部の人達しか身に付けていない絶対音感。絶対音感を持つ人が音楽を職業にすることができれば、その能力は最大限に生かされたといえるでしょう。

絶対音感とはあらゆる音を「ドレミ」で判定できる特殊な能力です。ほとんどの人が相対音感ですが、日本人でいえば「美空ひばり」さんも絶対音感の持ち主であったことが有名です。

彼女の歌の才能には少なからずこの絶対音感がプラスに働いているのではないでしょうか。同じようにプロの音楽家や音大生にこの絶対音感を身に付けた人達が多いです。

絶対音感は大人になってからでは身に付けることができません。幼児期にトレーニングをしなければ手に入らないといわれています。

絶対音感トレーニングは幼児期の3歳から6歳までにトレーニングすることが必要といわれています。幼児期は大人とは比べ物にならないほど感覚が鋭く、脳の成長速度も早いため、幼児期であれば苦労をしなくとも能力を得ることができます。

この能力を獲得しやすい時期を「臨界期」と呼んでいます。

成長の早い幼児は5歳に絶対音感を獲得する臨界期が終わってしまうという説もあります。

話せるようになるのが早い子どもの場合は、3歳になるのを待たずに、トレーニングを開始する必要があります。

語学習得

臨界期に語学を習得する

シアトルにあるワシントン大学のPatricia Kuhl教授の研究によると、6~8カ月までは、どこの国の赤ちゃんであっても、どんな言語でも聞こえる耳(脳)を持っているそうです。

しかし、ほんの数カ月後の10カ月~12カ月ごろには、母語以外の音の聞き取りが難しくなってしまいます。その代わり、毎日聞いている母語に関しては、しっかり聞けるようになっているとのこと。

つまりこの時期に、赤ちゃんの脳は母語の聞き取りに適応すべく変化しているというわけです。

子どもの脳は言語を学ぶ能力を備えおり、それは母語でなくても受け入れる素地があるらしいです。

語学習得は大人になってからも可能ですが、乳児~幼児期のインプット能力は凄まじいということ。

この時期にしっかり耳に慣れさせておくことが、語学習得の容易な近道といえます。大人になって苦労することでも、乳児期であれば容易いことなのかもしれません。

国際化が進む中、他国の語学を習得することはとても大切なご時世ですよね。

国内での就業においても英語を話せる人は就職に強いですから「2か国語以上話せることが最低条件」というのが当たり前の時代になるかもしれませんね。

臨界期の特訓はあくまでも可能性

とは言いつつも、これらの訓練が子の将来を決定付けるものではもちろんありません。

ただ、こういう知識があるかないかで変わる未来がもしかしたらあるかもしれませんので、お母さん、お父さんは知っておいて損はないと思うんです。

世の中には知らない方が良かったなんてこともありますけどね(笑)

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