国内、国外問わず、憧れの地といわれる『京都』。
どんな不便な田舎(環境)でも、住み慣れてしまえば、住みやすい都のように、住み心地の良い土地と思える…
どこかで聞いたことのある「ことわざ」ですよね。
そう『住めば都』です。改まっていうことでもありませんが(笑)
でもよく考えてください。京都にはこの言葉は全く当てはまりません。
なぜなら、このことわざにある「都」そのものだからです。
住めば都?いいえ、住む前から都。
「1000年の都」といわれる京都こそ、真の都の名に相応しいのです。
そんな京都ですが、住んでみないと分からないこともあります。
というわけで、京都の良い面も、悪い面もご紹介していきたいと思います。
これから住む計画のある人は、是非参考にしてみてください。既に住んでいる人は、適当にてへぺろしといてください。
京都に住む5つのメリット

メリット1.世界一

世界で最も影響力のある米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」の読者投票による2015年の世界の人気観光都市ランキングで、京都市が2年連続で1位に選ばれています(2015年時点)。
これは、日本の京都市が世界一訪れたい場所ということです。
地球規模で京都市という場所は『地上最強のホットスポット』ということになります。
なんと名誉あることでしょう。京都に住むということは、それだけでとても幸せなことなのかもしれません。
メリット2.歴史

京都ではいたるところで「歴史」を感じられます。教科書に載っているような歴史を覆した大舞台が、その辺に当たり前のように点在しています。
京都市内に住めば、『徒歩5分圏内に教科書の中の歴史と出会えます』。
古い建物や跡地があらゆる場所にあり、普通の老人ホームが『本能寺』の跡地であったり、普通の居酒屋が『池田屋』の跡地であったり。適当に入ったお寺に佐久間象山先生のお墓があったり。

坂本龍馬とその盟友である中岡慎太郎、桂小五郎のお墓も京都の中心街にある『霊山護国神社』にあるって知ってましたか?意外に京都に住んでいるのに知らない人も多いらしいですよ。

坂本龍馬のお墓に行くと非常に感慨深いものがあります。高台で眠られているので、京都市内を見守っているかのようです。
歴史が好きな人にとって、京都は憧れの地です。四季折々の豊かな自然と日本家屋がうまく溶け合い、歴史ある日本風情も味わえます。
メリット3.西にも東にも出やすい

地図で確認しても本州の中心に近い位置に京都はあります。
関西の大都市である「大阪」にも電車で30分の距離。神戸も1時間、四国も早朝に出れば日帰り可能で、東京にも新幹線で日帰り可能です。
何かと便利な位置にあり、遠方へ行くにもありがたい場所に京都はあります。
メリット4.ご飯もおいしい

京都らしい町屋ダイニングや、京野菜を利用した創作料理、京都でしか味わえない歴史ある風情の中で、おいしい食事が楽しめます。老舗も多く、京都に来ないと食べられない京料理も魅力です。
東京よりもリーズナブル価格なので、お財布にも優しいのがありがたいですね。
メリット5.独り身の人も安心

京都は学生の数が全国でトップクラス。街中には観光客や学生で溢れかえっています。一見出会いが多そうですよね。
しかし!京都は人口比率で考えても、早期結婚率は男女共に全国最下位クラスです。早期出産率も最下位クラスです。パパになる年齢も最下位クラスです(笑)
つまり、結婚できない人も多いので、独り身の人や、寂しい人にも優しいのが京都です♪
裏を返せば、身を固めていない人が多いので、出会いのチャンスもたくさんあるということです。
素敵な京都ライフを送りながら、ぜひ素敵な出会いを見つけてください。
京都に住む5つのデメリット

デメリット1.くそ暑くてくそ寒い

京都は盆地です。四方八方を山々で塞がれ、夏はとにかく蒸し暑く、冬は極寒です。
沖縄の人でも、北海道の人でも、体感温度は共に京都の方が過ごしにくいとよく耳にします。とくに夏の蒸し暑さは、沖縄のからっとした暑さよりも重苦しく、過ごしにくいといわれています。
デメリット2.海がない

京都(市内)は海とは無縁の地です。一番近い水辺は隣の滋賀県の琵琶湖(淡水)になります(笑)
東京のように気軽にビーチへ出かけることができません。
「夏の熱い思い出」は京都では叶えられません。
デメリット3.空港がない

京都には空港がありません。世界一の観光地であるのにです。仕方ないことかもしれませんが…
空港がないので、飛行機に乗るには、大阪や神戸まで足を運ぶ必要があります。
飛行機に乗る機会が多い人にとってはかなり面倒かもしれません。
デメリット4.電車が少ない

京都はいたることろに観光スポットがありますが、そのほとんどの場所に電車を使って行くことができません。電車は京都の中心街のごく限られた場所にしか通っていません。
京都には「市バス文化」が強く根付いているので、通勤や通学も市バスを利用されている人達がたくさんいます。
学生や観光客の人も市バスを利用するので、人気路線では目的の市バスに乗れないことも、降りられないこともしばしばあります。
デメリット5.花断断層

京都市内には『花断断層』という滋賀県(今津町)から京都市右京区に至る直線性の断層が通っています。
長らく京都在住の人はみな知っているらしいこの断層。
市内のほとんどでマグニチュード7.5、震度6弱以上とされています。
想定被害は、全壊11万7000棟、半壊4万4300棟、死者3300人~5400人、負傷者11万1900人~16万3400人とされています。
30年以内の発生率は0.6%程度であり、確率は低いとされますが、明日起きるか、100年後に起きるかは誰にも予想がつきません。
日本に住む限りはどこにいても地震が発生する可能性があり、その脅威は変わらないかも。あまり神経質に悩んでも仕方のないことかもしれませんね。