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2017/03/20

自己啓発書との向き合い方

ビジネスパーソンであれば誰もが、もっと自分のスキルを磨きたいと思うもの。もっと成績を伸ばして給料が上がったら!と考えている人は少なくないでしょう。

そのために自分を磨くことを重要視しているかと思います。そこで一般的に思いつくのは、自分の能力や才能を高めることを目的とした「自己啓発書」を読むことでしょう。

自己啓発書に対する関心の高さは、どの書店にいっても多かれ少なかれ置いていることがすべてを物語っています。

悩めるビジネスパーソンもまた、自己啓発書を読んでしっかりとビジネススキルを向上させていきたいと思うのです。

しかし、実際には自己啓発書で成功を掴んだという人はほんの一握り。なぜでしょう?それはそもそも自己啓発書に対する向き合い方が誤っているからです。

そこで今回は「ビジネスパーソンなら知っておきたい自己啓発書との向き合い方」についてご紹介しますので、ぜひビジネスパーソンの人は参考にしてみてください。

自己啓発書で成功が掴めない原因

自己啓発書を読んでも成功しない

あなたはふと考えたことはないでしょうか。なぜこんなにもたくさんの自己啓発書が並んでいるのか、と。

それはやはり先程も言ったとおり、自己啓発書に向けられる関心が高く、多くの人がたくさんの自己啓発書を購入するからです。

しかし、もしタイトルに書いてあるように「簡単に成功を掴める」と謳っているのであれば、その本を読むだけで他の本を読む必要は究極的な話なくなるはずです。

その理由は言わずもがな、ほとんどの人がその本を読んで成功を何一つ手にしていないためですよね。

成功を手にしていない原因はいくつかあります。

自己実現、自己向上を求めるビジネスパーソンだからこそ陥りやすい原因です。それぞれ挙げてみたので、自分も当てはまるところがないかチェックしてみてください。

原因その1.買っただけで満足

買っただけで満足してしまう

これは自己啓発書に関わらずといった部分もありますが、自己啓発書をたくさん読んでも成功を掴むどころか、ビジネススキルさえもあまり向上していない人は、タイトルを見てこれは役立つと思って買い、それだけで満足してしまう傾向にあります。

「積読」という購入しただけで読んでいない本が自宅の片隅に積んだままたくさんあるというのも、この理由が大半です。

原因その2.中身のない本を選んでいる

中身の薄い本を選んでいる

自己啓発書はあらゆる本のジャンルの中でも良し悪しに偏りがあります。

ものすごい感銘を与えて読者の視点を180度変えるような本もあれば、反対にこれで1500円なのか!?と思ってしまうような残念すぎる中身すっからかんの本もあります。

成功を掴むことができない人は往々にして後者の本を選びがちなのです。

なぜなら中身のない本はいかに買ってもらうかキャッチ力のあるタイトルをつける傾向にあり、成功を掴むことができていない人はもっと自分を高めなくては!という気持ちから前のめりになって、その魅力的なタイトルがあるとついついそこに目がいってしまうからです。

著者の自慢話ばかりで中身のない本を買うことで、自己啓発書に対する信頼は揺るぎないけどスキルは上がらないという結果を招き、書籍代だけがかさんでしまうのです。

原因その3.目的と手段がすり替わっている

目的が入れ替わっている

ここが一番の肝となるのですが、自己啓発書を読んで成功を掴めないビジネスパーソンの多くは、自己啓発書にのめり込む中で自分が何を目指しているのか途中でわからなくなってしまっています。

もともとはもっと自分の営業スキルやコミュニケーションスキルを高めようとしていたはずなのに、著者の自伝ばかりが書かれている本を読んで自分もそのスキルを身につけた気になってしまったり、抽象的な自己啓発書ばかりを読んで何か努力したつもりになったりします。

なぜなら実践的スキルを磨くよりも楽だからです。結果として自己啓発書の読破が目的となってしまうので、スキルが何一つあがらないのです。

どう自己啓発書と向き合えば良いのか

自己啓発書と向きある方法

ではこうした事態を避けるためにはどうしたら良いのでしょうか。自己啓発書との向き合い方について対策をご紹介しますので、参考にしてください。

1.読む前に目標の再確認

今まで何冊か自己啓発書を読んできているビジネスパーソンは多いでしょう。

もしここで明確な目標があってその肉付けとして読んでいるのであれば良いのですが、自己啓発書を何冊も読んでいる人はすでに目標を見失いがちになっていることが多いです。

もしこの記事を読んでいるビジネスパーソンは、改めてここで自分が何を目指しているのか、再確認するようにしましょう。

特にビジネスパーソンであれば、やはりその会社においてどう自分がありたいのか?をきちんと考え直すことが重要です。

目標といっても壮大な人生のストーリーを思い描くことはここでは必要ありません。むしろ自分が携わっているビジネスの中で、小さな目標をいくつか立てることの方が大切です。

例えば「営業で成績をあげたかったのか」「もっと顧客を獲得して販売店の売上をあげたかったのか」「コミュニケーションをうまくとり上司と部下の橋渡し役をやっていきたかったのか」などがあるでしょう。

小さな目標を何個も立てて、より具体的に詰めていくことが鍵です。

2.何冊も読まない

もしそこまで詰めることができたら、自己啓発書は冊数を重ねる必要はないことがわかってくると思います。

極論を言えば1冊でも構いません。大切なのはその読んだ冊数ではなく、その本に書かれていることをどれだけ実践に移せるかです。

抽象的に書かれたことに感銘を受けたのであれば、著者の意図を丁寧に汲み取り、一つ一つ分かった気にならずに慎重に再現すると、確かなビジネススキルとなっていくでしょう。

悪書にありがちなジャンルと言いましたが、だからといって書いてあることすべてが悪いことではないからです。

心が動いたのであれば、それなりに理由があります。他の人の心が動かなくてもあなたの心が動く理由があります。

だからこそ実際にその著者を真似るように行動することが大切です。

しっかりと真似られるために何冊も慌てて流し読みするのではなく、自分が本当に大切だと思う本を何度もくり返し読むようにしてください。

実際に行動に移すことで、本当に自分に合っているのかどうかも見極めることができます。少し合わないなとそのときに思うことができれば、また自己啓発書を探せば良いのです。

3.自分を高める方法はいくらでもあると意識してから読む

また具体的に自分が磨きたいスキル、解決したい問題を具体的に詰めるのと同時に、これまで仕事上のトラブルや問題があったときに、それを乗り越えるために何を参考にしたのか振り返ってみてください。

そうすると自己啓発書に書かれている抽象的な言葉ではなく、上司や先輩の実際の解決のための行動であることが圧倒的に多いとわかるはずです。

見ず知らずの人が書いた自己啓発書に載っている言葉よりも、現場の身近な人の言葉のほうが胸に響くこともあります。

もし自己啓発書ばかりでこれまで現場の影響を気にしていなかった人も、これからは気にするようにするのもいいでしょう。

ビジネスパーソンとしての自分を高めてくれるのは、自己啓発書に限ったことではないのです。

自己啓発書の選び方

自己啓発書の選び方

自己啓発書との向き合い方がわかったところで、最後に自己啓発書の選び方についてご紹介します。

自己啓発書をもうすでに持っている人でも、この記事を読んで改めて良書を探そうと思っている人にも役立つように書いてみたのでぜひ参考にしてください。

1.目次を見る

自己啓発書は、最初の目次を見ればそれが実践スキル向上に繋がるのか、それとも著者のサクセス・ストーリーだけしか書いていないのかという本の概要がわかります。

スキル向上を目指しているのであれば、著者の過去の苦難や成功が本の半分以上を占めているのであれば、まったくではないにしても意味がありません。

またざらっと目次に目を通してみて、もしそこにひっかかるものがなければその本はあなたにとって不要な本となります。

目次で惹かれるものがないのであれば、その本を最初から最後まで読んでも何も残らないのがほとんどだからです。

中にはほとんど中身のない目次もあり、何が書いてあるのか全然わからない本もあります。強烈に惹かれる何かがある以外は、その本は触れないほうが無難です。

2.著者情報を確認する

新しい本に触れる際に、その著者がどんな人なのかを知ることはとても大事です。これはどの本にも共通することなので、ぜひチェックをしましょう。

自己啓発書の中には本を宣伝媒体として自分のセミナー情報を記載し、入会に誘うようなものもあります。

著者情報を見て大学教授なのか、企業経営者なのか、コンサルタント業に従事している人なのか、確認していけば大半はそれを避けられます。

同時にこれまでどんな本を書いてきたのかも一緒に見れるとなお良いです。過去作のタイトルや出版社を見て、似たようなタイトルが同じ出版社から出ていると、内容の薄い本の可能性が高いです。

自己啓発書を選ぶ際に気をつけることはたったこれだけです。これさえ気をつけていれば、自分のバイブルとも呼べる自己啓発書が見つかるでしょう。

それが見つかれば、もう抽象的な自己啓発書は必要ありません。それを買うのであれば、ビジネスパーソンとして自分が必要不可欠と考えているスキルが磨かれ、より現場で役立つようなビジネス書を読むことをおすすめします。

まとめ

以上、ビジネスパーソンが知っておくべき自己啓発書との向き合い方でした。自己啓発書を読む人の中には、読むことそのものをステータスと思い、それを周りの人に話す人がいます。

大概そういった人に限って何もスキルが身についていなく、成長もしていなかったりするものです。行動は言葉よりも雄弁とも言います。

「読むだけではなく動くこと」これがとても大切です。

自己啓発書は本当に1冊、ないしは3冊程度で十分です。

個人的におすすめを一冊『思考の整理学』(外山滋比古著)です。1つ1つのテーマが短く、かつ本自体も薄いためスラスラと読めます。

もちろん、どの自己啓発書が自分の行動指針となるようなバイブル的なものなのかは、人それぞれ違いますので、ぜひ書店に行って吟味してみてください。

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