砂に潜る可愛い熱帯魚をご存知ですか?誰もが一度は聞いたことのある『ヒラメ』が可愛いと話題です。
砂に潜ってじっとしている姿やひらひらと泳ぐ姿に癒されている方が急上昇中。そんな淡水ヒラメについてご紹介いたします。
そもそもヒラメって飼えるの?カレイと何が違うんだっけ?

ヒラメは「カレイ目カレイ上科ヒラメ科」で、実はカレイの仲間なのです。そのためカレイとヒラメは見た目が非常によく似ております。
しかし、一度見分け方を覚えてしまえばすぐに見分けがつきます。

『左ひらめに右かれい』と覚えておいてください。
ヒラメとカレイでは目の位置が左右逆についています。口が目の下にある時、右側を向いていたらカレイでその逆がヒラメです。
また勘違いされやすいのですが、淡水ヒラメはムニエルなど料理で使用される舌平目とは科が異なりますので、食用にはせず観賞用にとどめてあげてくださいw
ヒラメの可愛いところ

ヒラメは基本的に砂に潜っているので、そっと水槽を除くと砂から顔を出してきょろきょろしていてとても可愛いのです。ヒラメは普段は砂と同じ色になり身を隠しています。
そのため、飼育時の砂の色によっては様々な姿を見せてくれる可能性があります。
更に餌付けをしていくうちに人に慣れ、近寄ってきてくれるというのも知られています。
可愛がっているペットが自分に近寄ってきてくれるのはとてもうれしいことですよね。そんなヒラメはお食事の時には普段見せない動きをしてくれます。
ヒラメはカレイとは異なり口が大きく鋭い歯がたくさんあるので、小魚をパクッと一瞬で食べてしまいます。普段は大人しく過ごしているヒラメですが、捕食時の豪快さのギャップもありヒラメ飼育の魅力の1つですよ。
入手方法や飼育は?

最近ではペットショップや通販で購入が可能です。人によっては自分で釣って来る方もいるようですが…
ヒラメは他の熱帯魚と比べて飼いやすいとも言われています。飼育時に必要なものは一般的な熱帯魚と同じような設備で構いませんが、砂に潜る魚なので砂利ではなく「砂」を用意してあげてください。
ヒラメは砂と同じ色に変化する特徴があるので、砂の色を変えてみるのも面白いかもしれないですね。
飼育時に注意すること

水について
ヒラメの種類によっては淡水とは名前がついていても、塩分が必要なヒラメもいるので混泳が出来ない魚もいます。
人工海水であれば、雑菌もいませんので病気にならず飼育することができます。初めて飼育される方はまずは1匹から飼育されるのがお勧めです。
どうしても飼い始めが少し不安な方はペットショップなどの購入先と同じような環境になるように、購入時にどのように飼育していたか聞いておくことをお勧めします。
エサについて
実はヒラメの餌付けは慣れるまでは少し大変です。養殖されたヒラメであれば、冷凍されたエサや魚の切り身でも食べるようです。
しかし、活き餌でないと食べないヒラメもいるようです。活き餌を入れてもダメな場合には根気よく、市販の餌を近くに落としてあげたり空腹時を狙ってあげたりした方がいいようです。
人口餌は「冷凍アカムシ」や「冷凍イトメ」などが食い付きがよくおすすめですよ。
水槽サイズと混泳について
小さくてかわいいヒラメでも10センチ以上に成長する魚です。小さすぎる水槽ではストレスになってしまいますので、45~60センチ以上の横幅のある水槽が理想的です。
混泳が大丈夫だったとしても、口に入るサイズの魚は食べてしまうので大きめの熱帯魚を選んであげましょう。
また、ヒラメの餌を食べてしまうような魚や、同じ底物系の魚との混泳には注意してあげましょう。
まとめ
砂に潜る可愛いヒラメをご紹介しました。飼い始めは少し難しいかもしれませんが、慣れてくれば、丈夫な魚ですので飼育は楽かもしれません。
更に餌付けをするときの楽しみもできます。体の色もかわり、砂の中で潜って過ごす魚ですので普通の熱帯魚とは楽しみ方も一味違います。
もし飼うことになった際には生き物ですので、責任と愛情をもって育ててあげてください!